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モリサワジュンのコラム「Gamers, Be Ambitious」は引っ越しました。
http://d.hatena.ne.jp/morisawajun/
ゲーム・知ってるつもり!?
第1回『ドラゴンクエスト』

 最近はテレビや週刊誌のネタとして取り上げられることも多いテレビゲーム。しかし、『FF』『ドラクエ』『マリオ』『ゼルダ』などなど「続編もの」が売れることがとても多い昨今。話題の超大作とはいえ、そのシリーズがもともとどのような経緯をたどってきたのか、意外と知らない人が多いらしい。
 そこでPOP-SITEでは「ゲーム・知ってるつもり!?」と銘打ち、現在のゲーム業界で名を轟かせる作品のルーツを探ってゆきたいと思う。第1回目は、プレイステーション版の画面がついに公開となった『ドラゴンクエスト』だ。5分であなたも知ったかぶり。





 剣と魔法の世界を舞台に戦うボードゲーム「ロール・プレイング・ゲーム(RPG)」がアメリカで大流行したのが1970年代。これには必ず「ゲームマスター」と呼ばれる司会進行役が必要だった。で、このゲームマスターをコンピュータにやらせてみてはどうか、という発想から生まれたのが、かの有名な『ウィザードリィ』と『ウルティマ』だった。前者は「閉じた迷路内の冒険」「コマンド式の戦闘システム」、後者は「広大な大陸(フィールド)上の冒険」「チェス的な駒の操作による戦闘システム」を特徴としていた。
 それを追って、日本国内でもパソコン用にいくつかのRPGが発売されたんだけど、操作の煩雑さやシステムの難解さ、そしてパソコンそのものの普及台数の低さなどもあり、なかなか一般層にはウケなかった

 そうした状況が続いていた1980年代中ごろ。パソコンソフト業界の中堅で、ファミコンソフトも何本か手掛けている会社、エニックスが発売したのが『ドラゴンクエスト』だった。エニックスは自社でソフトを開発せず、もっぱらプロデュースのみを行ってきた会社。この『ドラゴンクエスト』でも、おそらく本作の発案者である堀井雄二氏(エニックスのゲームコンテストに入賞後、エニックス名義の作品をいくつも発表してきた)、敏腕プログラマーの中村光一氏(同じくコンテスト出身。その後『風来のシレン』や『街』を手掛けることになる)、漫画家の鳥山明氏、音楽家のすぎやまこういち氏といったソウソウたるメンバーを見事にまとめあげ、ゲーム史に残る一大エポックメイキングを完成させたのだった。


 とはいえ、ゲームの本質はそれほどエポックなものじゃなく、前述した『ウィザードリィ』の「コマンド式の戦闘システム」、『ウルティマ』の「広大なフィールド上の冒険」、というオイシイところを取り入れたものになっていた。だからといってこれが「マネゲー」ってわけではもちろんない。とにかく洗練された内容(当時は斬新だったウィンドウシステム、A決定/Bキャンセル、考えられたゲームバランス……)に加えて、「鳥山」「すぎやま」という異業種からのエキスパートを取り入れることによってマニアック臭を消し、より一般のユーザーにもアピールできる作品として完成されたものになっていたのだ。

 とにかく『ドラゴンクエスト』は従来の(海外も含めた)RPGとは一線を画したゲームとなった。しかし売り上げはそんなにものすごいものじゃなく、実はシリーズ中最も売り上げ本数が少ない。本当にポピュラリティを獲得したのは『II』以降だったのだ。

 ちなみに僕はこの1作目をちょうど1週間かけてクリアした。夏休み、ほぼ毎日プレイしたね。あんまり感動したので親父にむりやりやらせてみたら、最初のお城の画面で「この面どうやってクリアすんだ」という名言をゲットすることができた。まあ、おっさんにとってはそんなもんだろうな。



 その後、ドラクエシリーズは『II』〜『III』でシステム的に成熟。『IV』、『V』は、出来は良かったものの『III』を超えられなかったと不評を買ったが、ファミコン版『I』『II』のリメイク版を経てついに『VI』が発売になり、シリーズ最高の売り上げを記録した。この『VI』を最高傑作として挙げる人も少なくない。ここだけの話、『VI』を最高傑作として挙げれば一般人、『III』ならドラクエ通、『II』ならドラクエマニアorマゾだ。

 そして、『III』のリメイク版の発売後、誰もがニンテンドウ64での登場を予想していた『VII』は、ご存じのとおりプレイステーションでの発売が決定し、先ごろ画面写真が公開された。画面を見る限り、主人公を中心に画面がスクロールするという形式は継承されるみたいだ。もともと後輩だったはずなのに、プレイステーションでメガヒットを先取している『FF』。『ドラクエVII』は『FF』への回答としても注目すべき作品なのだ。

 とりあえずは2000年になる前に発売されるといいね、マジで


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