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こんなの待ってた! 超シンプルポーチ。クラブニンテンドー謹製「DS Liteポーチ」 [2006/8/16]
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[No.0183] 2000/9/6
No.0182「シンバルズ新譜レビュー」へNo.0184「ドアーズ復刻盤ついにバラ売り」へ

POP-SITEゲーム批評
究極の「純ゲーム機」ついに発表!
NINTENDO GAMECUBE


せっかくネットで予約までして買った『ドラクエVII』なんだけど、今のところまったく時間がなくて封すら開けていない。おそらくプレイするのは今度の年末年始くらいになりそうだなあ……などと思っていたら、ついに発表されたよ「NINTENDO GAMECUBE」(旧「ドルフィン」)が! 新マックっつうか豆腐みたいなデザインがナイス。別にカラーリングがいっぱいなくてもいいけど、スペースワールドで出てきたようなユルくて淡い色より、まっ黄色とか金赤とか原色系のほうがオレはいいと思うんだけどな。

それにしても、色々な意味でPS2発表の時とは対照的だったね。PS2の発売前後にSCEの久夛良木氏がやたらと喧伝してたのは、ポリゴンがどうとかポケステとはつながるとか開発用ワークステーションがどうだとかネットワークがどうだとか……結局のところ「技術自慢」ばっかりだった。それがわれわれユーザーや、ひいてはゲーム開発者たちにとってどんなメリットになるのか、どうもよくわかんなかった。実際、いま市場に出ているPS2ゲームは「絵がキレイなプレステソフト」ばっかりだし、開発するのもスッゲー難しいらしいし。サターンより難しいって尋常じゃないよな

PS2がユーザーにもたらした最大のメリットって、今のところ「DVDソフトが再生できる」ことだけなんじゃないのかね。おかげでPS2タイトルで遊ぶ人は減り、みんなDVDばっかり見てるという状況になっちゃってるけど。当然PS2開発プロジェクトの内部でもこういう懸念はあったと思うんだけど、エンジニア出身で「技術自慢」体質の久夛良木氏が「ぜったいDVD再生機能は付ける!」って言ったんだろうね、きっと。ユーザーにとっちゃ嬉しいけど、同じ土俵(ハードウェア)で映画業界と戦わされるゲーム開発者はたまらんよな



GAMECUBEの発表会に開発者代表として宮本茂氏が出てきたってのが、PS2とのスタンスの差を象徴してたね。宮本氏のスピーチで、GAMECUBEの開発にはゲームソフト開発者の意見が確実に反映されていることが明白になった。宮本氏によれば、GAMECUBEはカタログスペックこそ突出してないけど「ピーク性能より持続性能重視」を念頭に開発されたハードウェアだという。つまり、ハードウェアの知識に習熟していない開発者でも、そこそこのモノが作れるようになる、ということ。

知ってる人は思い出してほしい。ファミコンの『グラディウスII』(コナミ)、スーファミの『スーパードンキーコング』(任天堂)、プレステの『ファイナルファンタジーIX』(スクウェア)などなど……あるゲーム機の性能をピークまで引き出したソフトというのは、そのゲーム機の市場価値がそろそろ終わりかけたころにようやく登場するのがこれまでの常識だった。しかも上記の例からもわかる通り、性能をピークまで引き出すことができるのは「さんざんノウハウを蓄積したメジャー会社」であることが多かった。「ゲーム機本来の性能を発揮したゲームソフト」を「ゲーム機が市場的に“旬”な時期」に発売する、なんてのはスゴく困難なことだったのだ。

もしGAMECUBEが「どんなプログラマーが作っても同じ結果が出る」ハードウェアだとすれば、ノウハウのない弱小メーカーでも優れたアイディアさえあればスゴいゲームを作れる可能性がある、ってことになる。「下部構造が消滅し、純粋な上部構造の競争になる」っていうのは極論だけど、少なくとも人材や人件費のハードルは低くなり、面白いゲームがいっぱい出る可能性が高くなることだけは確かだと思う。初代プレステもまったく同じ高邁な思想を掲げていたけど、プレステは「持続性能よりピーク性能重視」なハードだったし(たとえば搭載メモリ容量からも明らか)、この思想はGAMECUBEで真のブレイクスルーを果たせるような気がするんだよね。

もちろん「ハードルが下がったことでカスみたいなゲームが乱発されるようになる」という可能性があることは、プレステの過去を見れば明らか。任天堂のファシズム的な態度は賛否両論あるけど、個人的には山内社長に「おもろいゲームつくる自信あれへんのやったら、ウチ来んとソニーさんとこ行きなはれ」とか言って、志の低いメーカーにはガンガン門前払いを食らわせてほしいっすね。もちろんぶぶ漬け付きで。



当たり前のようにDVD再生機能が付いてないし、コントロールパッドはヤケに持ちやすそうだしデモムービーはおなじみのキャラばっかり出てくるし、「ゲーム機を売ることで別分野の覇権を目指すわけではない」などと断言しちゃうし、任天堂は相変わらずのゲームバカに徹しようとしている。ソニーと比べてどっちがどうとは言えないけど、個人的には「情報家電」にはいろんな意味での「貧困さ」しか感じられず、DVDプレイヤーもすでに持っており、PS2のジャギーは目に優しくなさそうなので、GAMECUBEと任天堂に一票って感じかなあ。ジャンプ風に言うと「宮本先生のゲームで遊べるのは任天堂のハードだけ!」ってのもデカいね。

しかし、松下は「GAMECUBEとDVDプレイヤーの融合機を開発・発売する」んだって。やめたとばかり思ってたんだけどなあ。PS2の轍を踏むことは火を見るより明らか。松下さん、思いとどまったほうがいいんじゃない? 「松下のゲーム機」って聞いただけで、草葉の陰から3DOが手を振ってるのが見えてきちゃったよ。ま、「任天堂のディスク型ゲーム機」ってのも実はもっとヤバ〜い感じなんだけどね。


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