5月某日 先日リリースされたYMOのライブボックスは、元メンバーによってweb上で発表された「不買表明」もあって、かなりの逆風が吹いたのではないかと思う。 あの表明によって、元メンバーは確実に株を下げたが、彼らが1980年代に発表した数々の作品の価値が揺らぐことは決してない。 そもそも、そうした作品を廃盤のまま放置し、海賊盤まがいのライブボックスを発売するレコード会社に業を煮やした元メンバーが、あのような行動に出た事も理解できなくはない。 一度CD化されたものの、長らく廃盤だった彼らの作品集の中で、最も待望だったのが高橋幸弘のソロ4作目、1982年に発売された『What, Me Worry?』である。 発売当時、レコードも買ったし、渋谷公会堂にソロライブも観に行った。 このライブ、バックメンバーが豪華で、 まだ活動中だったYMOの細野晴臣、一風堂の土屋昌己、ジャパンのスティーヴ・ジャンセン、立花ハジメという顔ぶれ。しかし、あらかじめ録音されたカラオケテープに合わせて演奏するというスタイルは、当時中学生だった僕でさえ、聴いていて情けなく感じたものだった。まあ、たった一人で観に行った最初で最後のライブ、今となっては良い思い出ではある。 ちなみに、このソロツアーから新宿厚生年金会館のライブがNHK-FMで放送された。この新宿公演はオンエアを意識してか、ゲストに坂本龍一、加藤和彦、鈴木慶一、ジャパンのデビッド・シルビアンが加わった豪華なものとなった。オンエアの時にこの事実を知って、相当に悔しい思いをした記憶がある。このライブ、以前にCD化されたことがあるけど、再発をぜひ期待したい。 収録予定目