ピンク・フロイドの創設者 シド・バレットが他界 [2006/7/17]
元ピンクフロイドのブレイン、ロジャー・ウォーターズが再始動! [2006/6/28]
日本のレコーディング技術を結集したCDを楽しむ [2006/6/13]
知られざるイタリアン・ロックを世界に知らしめたPFMの功績 [2006/5/31]
NTTドコモが参入!携帯電話向け音楽配信事業 [2006/5/17]
ストーンズ来日!ネットで入手した海賊盤を聴く  [2005/5/3]

グッドデザイン賞ストア

貴重な映像が続々と発掘。ピンクフロイドの幻の映像も登場! [2006/4/19]
ディープ・パープルの名作が紙ジャケット仕様で再リリース! [2006/4/5]
西新宿の海賊盤街も終焉!? ネットでシェアされるレア音源 [2006/3/22]
ローリング・ストーンズの旧作が紙ジャケ&でかジャケ仕様で! [2006/3/8]
名盤中の名盤『SONGS』が、30周年記念で新装登場 [2006/2/22]
ブロードバンドの普及によって悪徳業者から解放されたマニア [2006/2/7]
輸入盤に逆風が吹く中、ジミ・ヘンの謎のライブ盤が登場! [2006/1/25]
京都の伝説的なバンド、「村八分」のボックスセット発売! [2005/1/11]
ついに登場、ファンも納得!? ELPのレア映像を収録したDVD [2005/12/28]
ついに伝説の映像発掘!? あの『原子心母』の初演が映像で! [2005/12/14]
元EL&Pのグレッグ・レイク、イギリスでソロ・ツアーを敢行! [2005/11/30]
伝説のキーボーディスト、キース・エマーソンが来日! [2005/11/16]
アジアの海賊版王国で、レアなビートルズの映画を発見! [2005/11/2]
伝説の初演の映像を収録したピンクフロイドのDVD発売! [2005/10/19]
インターネットでDVDレンタル 充実の音楽DVD!   [2005/10/5]
他社の息の根を完全に止めた!? iPod nanoがついにリリース [2005/9/21]
シンセサイザーの生みの親、ボブ・モーグ博士が他界 [2005/9/7]
ロジャー・ウォーターズ不参加のピンクフロイド [2005/8/24]
全世界注目の中で、ピンクフロイドが衝撃の復活! [2005/8/10]
ディーボの来日公演DVDよりも凄いCDがリリース! [2005/7/27]
2003年のディーボ来日公演のDVDがひっそり発売 [2005/7/13]
世界ツアー中のグリーンデイ! 昨年のリーズ公演が海賊盤で爆裂リリース [2005/6/29]
グリーンデイ完全復活! イタリア公演を収録した爆裂DVD [2005/6/15]
伝説のフュージョン・ユニットの名盤『KYLYN』が紙ジャケで復刻 [2005/6/1]
ライブボックスは散々!? 待望のソロアルバムがやっと再発 [2005/5/18]
今や違法音源はタダで入手の時代。海賊盤業者の打開策は? [2005/5/4]
大丈夫か!? 再結成クイーンがヨーロッパツアー敢行 [2005/4/20]
悪夢再び!YMOのボックスセットに元メンバーからもクレーム [2005/4/6]
キング・クリムゾンの1stアルバム 驚天動地の新装盤が登場! [2005/3/23]


全バックナンバー一覧



検索の使い方..

▼クリック!




[No.0438] 2005/10/19
No.0437「GBA『通勤ヒトフデ』」へNo.0439「PS2『ワンダと巨像』」へ

POP-SITE音楽批評
ピンクフロイド
『Atom Heart Mother:The Ultimate Critical Review』



連載「エサ箱日誌」第81回のスタート!

10月某日
ブルースを基調としたアングラでサイケなロックバンドだったピンクフロイドが、一気にメジャー・シーンに躍り出たのは、1970年秋にリリースした『Atom Heart Mother(邦題:原子心母)』がキッカケ。

このアルバムの表題曲『Atom Heart Mother』は、ブラス隊や男女混声合唱との共演による20分にも及ぶ組曲で、当時流行していた「クラシックとロックの融合」を絵に描いたような作品だった。

この『Atom Heart Mother』は、1970年1月にその原型となる曲(当時は『The Amazing Pudding』など、仮称で呼ばれていた)がフランスはパリで初演されてる。『Atom Heart Mother』は、彼らのステージで頻繁に演奏されて徐々に骨子が固まってくるのんだけど、ブラス隊や男女混声合唱との共演というプランはまだなかったようで、メンバー4人で演奏されていた。

だけど、メンバー4人の音楽的な素養で、この曲をさらに発展させていくことは、もはや限界があったようで、現代音楽の作曲家であるロン・ギーシンに丸投げして、大幅なアレンジを実施することになる。このアレンジによって、ブラス隊や男女混声合唱との共演が実現し、僕らが良く知る『Atom Heart Mother』が誕生する。

先にも書いたように『Atom Heart Mother』が収録されたアルバムがリリースされるのは1970年秋だけど、1970年5月にイギリスのバスという町で行われたフェスティバル(通称「Bath Festival」)で、このリフォーム版が、ブラス隊や男女混声合唱を伴って初披露された。まだ、この時は曲名が『Atom Heart Mother』と決まっていたおらず、相変わらず『The Amazing Pudding』と呼ばれていた。

最終的にタイトルが決まったのは、1970年9月のBBCラジオ出演時のことになる。ちなみに、この「Bath Festival」での演奏は、海賊盤にも収録されている。 前置きが長くなったけど、アルバム『Atom Heart Mother』のリリースから、今年は35年目の節目に当たるということで、ちょっと気になるDVDが海外でリリースされた。

これは、評論家や音楽家が『Atom Heart Mother』を徹底解説するというもの。ロン・ギーシンも登場して興味深いことを語っているようなんだけど、輸入版なので字幕が挿入されないので、何を言ってるのかさっぱりわからない。地味な作りではあるけれど、NHK教育で放送するには最適なコンテンツかもしれない。

しかしながら、このDVDが凄いのは退屈な識者によるレビューの合間に、先に述べた「Bath Festival」での『Atom Heart Mother』の演奏を収録した、衝撃の映像が挿入される点にある。この映像の存在は一般にはまったく知られていなかっただけに、事件と言ってもいいね。

16mmフィルムでの撮影と思われるけど、映像はセピアっぽい感じでカラーではないと思う。ステージ上には指揮者の姿や男女混声合唱の姿も見える。画質は非常に悪いんだけど、この歴史的な映像を前に画質がどうこうなんて言ってられない。

残念なのは、この手のコンテンツにはありがちだけど、この貴重な映像を断片的にしか観ることができないっていう点。ファンの間では完全版が出回っているらしいんだけどね。



(文=フィオナ林檎)


●ピンクフロイドのDVDをAmazon.co.jpで購入する
Atom Heart Mother:The Ultimate Critical Review ※海外版。日本国内(リージョン 2)用のDVDプレーヤーでは再生できません)

●ピンクフロイドのDVDをAmazon.co.jpで購入する
Live at Pompeii※海外版。リージョンフリー



▼クリック!