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[No.0442] 2005/11/16
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POP-SITE音楽批評
キース・エマーソン
『Welcome Back』



連載「エサ箱日誌」第83回のスタート!

11月某日

1970年代を代表する伝説のキーボーディスト、キース・エマーソンが先日、来日公演を行なった。

彼は、1970年代に「エマーソン・レイク&パーマー(以下、EL&P」というロックバンドを結成。ギター中心のハードロック全盛期に、キーボードをメインとした斬新なフォーメーションで人気を博し、1971年にリリースされた『展覧会の絵』で世界的なバンドにまで成長した。

その後、1979年に解散するものの、1990年代に再結成を果している。

現在のところ、EL&Pの活動は停止中であるため、今回は自身のバンドを率いてのソロ名義での来日だった。演奏された楽曲のほとんどが、当然ながらEL&P時代のものとなっているが、EL&P結成前に在籍していた「ザ・ナイス」の楽曲も演奏され、彼のキャリアを総括する内容となった。

今回紹介するCDは、キース・エマーソンの来日公演から、初日の大阪公演を収録した海賊盤。これまで数々のアーティストの日本公演の模様をリリースしてきた「Sylph」というレーベルが制作。

このレーベル、観客席からハイエンドな機材を使用した高品位な録音に定評があるが、今回のタイトルは一部で歪みがある。これは、録音に失敗したと言うよりも、おそらく当日の会場で使用されたPAシステム自体に問題があったのだろう。

全盛期と比べると、キース・エマーソンの指の動きは明らかに劣っているし、オルガンにナイフを指したりするなどのパフォーマンスもなかったけど、ファンは大満足の内容だったはず。アンコールに演奏される『Black Dog』は、なんとレッド・ツェッペリンのカバー。

会場に足を運んだ方もそうでない方も、機会があったら聴いてみてはどうだろう。



(文=フィオナ林檎)

収録曲:

Disc 1:

  1. Introduction
  2. Welcome Back (Karn Evil 9 1st Impression part2)
  3. Toccata - Rock Piano Concerto
  4. Living Sin
  5. Bitches Crystal
  6. Hoedown
  7. Country Pie
  8. Thing In F# Static
  9. Intermezzo From The Karelia Suite
  10. Song for New Orleans
  11. A Cajun Ally
  12. Creole Dance
Disc 2:
  1. Touch And Go
  2. Lucky Man
  3. Tarkus
  4. America-Rondo
  5. Black Dog
  6. Fanfare For The Common Man

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