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POP-SITE音楽批評
グレッグ・レイク
『Live Retrospective 2005』

Blue Cafe


連載「エサ箱日誌」第84回のスタート!

12月某日

前回は1970年代に一世を風靡したエマーソン・レイク&パーマー(以下、EL&P)のキーボード奏者、キース・エマーソンを紹介したけど、今回はEL&Pのベース兼ボーカルを担当したグレッグ・レイクの近況について、紹介してみたい。

グレッグ・レイクは、EL&Pに参加する前、今や伝説のバンド、「キング・クリムゾン」のオリジナルメンバーだったことは、あまりに有名だ。1969年発表の彼らのファースト・アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』は世紀の名盤として、永遠に語り継がれることになるだろうが、このアルバムの評価を決定づけたのは、グレッグ・レイクのボーカルだったことに異論はないだろう。

人気絶頂にあったキング・クリムゾンを脱退し、EL&Pに参加してからの活躍はここでは割愛するが、1979年にEL&Pが解散した後の活動は、残念ながら地味といわざるを得ない。1981年に開始したギタリストのゲイリー・ムーアとのコラボレーションは、アルバム二枚で解消(後年、凄まじいライブアルバム『キング・ビスケット・ライヴ』がリリースされるが)。

1983年には、プログレッシブ・ロックを代表するバンド出身者によって結成された「エイジア」の日本公演に、直前に脱退したボーカリストの代理で来日し、1990年代は、ELPの再結成が主だった活動だった。

今世紀に入ってからは、元ビートルズのリンゴ・スターのバンドに参加ししているが、その後はしばらく音沙汰がなかった。「いよいよ隠居か?」と思いきや、何とバックバンドを引き連れて、10月22日から約1ヵ月間のイギリス国内ツアーを開始した。

すでに11月6日のバーミンガム公演を収録した海賊盤が西新宿で売られているが、曲目の通り、彼のこれまでのキャリアを総括したもの。

キースエマーソンの最近のソロ公演をかなり意識しているのがわかる。

演奏内容はなかなかのものだが、バックバンドのメンバーは必死にコピーしたのだろう。 まさか日本公演はありえないだろうから、興味のある方は手に取ってみてほしい。



(文=フィオナ林檎)

収録曲:

Disc 1:

  1. Intro
  2. The Court Of The Crimson King
  3. Paper Blood
  4. From The Beginning
  5. Touch And Go
  6. Take A Pebble
  7. I Believe In Father Christmas
  8. Farewell To Arms
Disc 2:
  1. Fanfare For The Common Man
  2. Love You Too Much
  3. Footprints In The Show
  4. Lucky Man
  5. 21st Century Schizoid Man
  6. Band Introduction
  7. Pictures At An Exhibition
  8. Karn Evil 9 (1st Impression Part 2)

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