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[No.0456] 2006/2/22
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POP-SITE音楽批評
シュガー・ベイブ
『SONGS 30th Anniversary Edition』

ソニーミュージック


連載「エサ箱日誌」第90回のスタート!

2月某日
山下達郎や大貫妙子が在籍していたシュガー・ベイブの、最初で最後のアルバム『SONGS』がリリースされたのは1975年。

初回盤はエレック・レコードからリリースされたけど、リリースからほどなくしてレコード会社が倒産。その後は、コロンビアやCBSソニー(現在のソニーミュージック)から再発されてきた。

今や名盤中の名盤と呼ばれる『SONGS』は、後に「シティポップス」の元祖とも呼ばれることになるけど、一部の熱狂的なファンを除き、リリース当時はまったく理解されなかったらしい。

シュガー・ベイブ解散後、ソロになった山下達郎の「シティポップス」路線が、歌謡曲しか聴いていないような一般の音楽ファンにまで浸透するようになったのは、1980年の『ライド・オン・ザ・タイム』のリリースがキッカケ。時代が彼に追い付くために5年ほどかかったことになる。

さて、この『SONGS』、1986年に初めてCD化されることになるんだけど、その時の価格は3,000円。この当時はCDの価格はみんなこんなもんだった。レコードの価格も2,800円だったしね。安くはないけど、まあ、妥当な価格かもしれない。だけど初CD化から13年も経った1999年の3度目の再発時でさえ、初CD化とほぼ同価格の2,957円というのは、ちょっと強気すぎ。何を考えているのか理解できなかったね。

昨年暮れに、オリジナルのエンジニアだった大瀧詠一自身によってリマスターされた30周年記念盤が、税込2100円という標準価格にようやく落ち着いてくれた。強気価格の『SONGS』のCDは絶対に購入しないと決めていたため、1980年代にレンタルレコード店で借りたレコードからコピーしたテープ(後にMD)をずっと聴いていたんだよね。30周年記念盤、めっちゃ音がいいよ。もう大感動。

今回の再発で何故価格を下げたのかは、業界全体の傾向としてCDがまったく売れなくなったからだと思う。今まで、狂ったかのように買いまくっていた自分でさえ、2005年はCDを数枚しか買わなかったくらいだしね。

先日も、CDショップに行ってJazzコーナーで大変な衝撃を受けた。何とJazzのベスト盤が「千円ジャズ」というシリーズで、1,000円で販売されているのである。まるで駅のコンコースのワゴンセール状態。ついにここまで来たか。もっとすごいのがDVDで、こちらは旧作が882円で販売されている。この先、どうなっちゃうのでしょうか?

収録曲

  • Show
  • Down Town
  • 蜃気楼の街
  • 風の世界
  • ためいきばかり
  • いつも通り
  • すてきなメロディー
  • 今日はなんだか
  • 雨は手のひらにいっぱい
  • 過ぎ去りし日々〜60's Dream〜
  • Sugar
  • 夏の終わり (demo)
  • パレード (demo)
  • Show (demo)
  • 指切り (demo)
  • 想い (live version)
  • いつも通り (live version)
  • ためいきばかり (diff.mix version)
  • Sugar (Wild mix version)
  • Down Town (カラオケ)


(文=フィオナ林檎)

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ライド・オン・タイム



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