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| ■ | ガンダムとぷよぷよの「恥かきっ子」か。GBA『機動劇団はろ一座 ハロのぷよぷよ』 [2005/8/17] | |||||||||||
| ■ | おんなが飛ぶ! おんなが死ぬ! 面白さも悪趣味も2倍『THE 地球防衛軍2』 [2005/8/3] | |||||||||||
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| ■ | 新鮮なのに定番、斬新なのにベタ。安定感漂う最新作『ちびロボ』 [2005/7/6] | |||||||||||
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| ■ | ラジオ感覚の「AMビデオ」プレイヤー。任天堂『プレイやん』のある生活 [2005/6/8] | |||||||||||
| ■ | あなたは脱落? それとも新規参入? 次世代ゲーム機、三者三様。 [2005/5/25] | |||||||||||
| ■ | 被写体は「背中チャックで寝転ぶクマ」。GBA『リラックマな まいにち』 [2005/5/11] | |||||||||||
| ■ | 死なない子犬と過ごす永遠の時間。ニンテンドーDS『nintendogs』 [2005/4/27] | |||||||||||
| ■ | これはゲームではありません。DS専用『エレクトロプランクトン』 [2005/4/13] | |||||||||||
| ■ | 少年悟空ゲー、20年ぶりの捲土重来。GBA『ドラゴンボール アドバンスアドベンチャー』 [2005/3/30] | |||||||||||
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2005年秋と2006年冬のテレビドラマは、正直どれを見ても物足りなく感じていました。それは、2005年秋に始まった「野ブタ。をプロデュース」と(2005年末に終了)と「デスパレートな妻たち」があまりにも面白かったからなのです。そして、この「デスパレートな妻たち」の第1シーズンの放送が、今週水曜日ついに最終回を迎えました。 「デスパレートな妻たち」は、米国で2003年に放送されて大ヒットとなり、ゴールデングローブ賞をはじめとする数々の賞に輝いたテレビドラマです。一見すると類型的にも見える4人のゴージャスな主婦たち(シングルマザー、完璧な良妻賢母、惜しまれつつ退職して子育てに専念する主婦、元モデルで大金持ちの妻)の波瀾万丈と絶望に満ちた日常生活と、彼女たちの共通の友人である主婦の突然の自殺から始まるミステリアスなプロットが、コメディとサスペンスのタッチを織り交ぜて交錯しながら描かれて行きます。最終回では、自殺の真相がついに明らかになりました。 そして、放送終了に合わせてこのドラマの日本語版ガイドブックが発売されています。スチール写真に多くの紙面を割いており、テキストはそれほど多くはないのですが、制作の舞台裏や俳優へのインタビューなども掲載されており、なかなか楽しい一冊となっていました。 私が本書を読んで初めて知ったTriviaは以下の通りです。
・12人の脚本家がチームで脚本の執筆に当たっている。シリーズ開始当初は、チーフ脚本家のマーク・チェリーがすべてを執筆していたが、最終回ではいくつかのシーンを書いただけ。放送時にクレジットされる脚本家が数名しかいないのは「そういう契約だから」。
私は米国におけるドラマの制作過程についてまったく知らなかったので、本作品を担当する脚本家が12人もいるというのは驚きでした。そして、本作品のメインとなる登場人物が11人です。この話を聞いて、ディズニーのアニメーションではキャラクターそれぞれに別々のアニメーターが作画を担当する、という話を思い出しました。もちろんそれほど単純に当てはまる話ではないわけですが、本当に多数登場する個性的で魅力的なキャラクターの見事な描き分け(「妻たち」に限らず、その夫や隣人なども含めて)は、この分業・協業システムあってこそのものでしょう。なお、脚本家たちの実体験が脚本に盛り込まれている部分も当然存在するそうです。例えば、運転中の車内で暴れる子供たちを母親が道路に置き去りにして去る場面は本当にあった話らしい。・ドラマの一番最初に自殺する陰の主人公(ドラマのナレーションは天国にいる彼女)の名前は当初違う名前だったという。弁護士に「その名前は全米に1人しかいないから変えろ」と言われたとのこと。全米に3人以上同名がいない場合は、ドラマの登場人物にその名前を使用するのは危険、と判断されるようです。 ・最終回に亡くなるあの人の死は、ドラマ制作前から決定事項だった。 ・シリーズ開始前のパイロット版では白人ばかりの話だったが、上層部の判断で人種が増えた。ソリス家のメイドが中国人なのはそのため。ご近所の噂好きおばさん、マーサ・フーバーもアジア人になる可能性があった。 ・オープニング・シークエンスは、歴代のアートに登場する「デスパレートな女たち」ばかりが出てくる、とのこと。映像に出てくるリンゴはかじられていない(=これから何かが起きる)。リンゴと蛇はもちろんエデンの園でおなじみのメタファー。制作者側は、シークエンス中に主演女優が出てくるのをかなり拒んでいたそうで、結局シークエンスの最後に4人の主役が登場する、という線で落ち着いたという。ちなみにオープニングに登場する絵画は、Wikipediaによると以下の通り。
Opening credits contain references to famous pieces of art, including Adam and Eve by Lucas Cranach the Elder, The Arnolfini Portrait by Jan van Eyck, American Gothic by Grant Wood, and Andy Warhol's Campbell's soup can. Also alluded to are the lesser known Couple Arguing and Romantic Couple by Robert Dale (drawn in a comic book style similar to that of Roy Lichtenstein) and a 1940s "Am I Proud!" poster by Dick Williams (showing a woman holding cans).
このシステムがあまり作家性を奪っていないというのも、特筆すべき点でしょう。脚本家のチーフであるマーク・チェリーは、2002年当時まったく売れない作家だったそうで、文字通りdesparateな状態にあったといいます。その時の深い絶望や挫折感が、一見すると愉快でゴージャスなコメディ/ソープのような(そういう要素もあるわけですが)本作品のシリーズ全体を通して流れています。チェリー自身も、脚本チームについて「自分の作風をみんな上手に真似てくれる」と発言しており、ドラマ全体に見事な統一感を見て取る事ができます。 本シリーズの最終話も、死や投獄、監禁、失職といった絶望的な状況を迎えて終了となりました。その絶望ぶりは、ウディ・アレンの例の言葉(本当に言ったかどうかは知りませんが)、「Life is full of misery, loneliness, and suffering - and it's all over much too soon.」を思い出さずにはいられないほどでしたが、あっという間に終わる人生と違ってこのドラマはまた続くのです。日本での第2シーズンの放映が待たれるところですね。 ところで、けっきょく私は最後まで萬田久子さんの声がテリー・ハッチャーの顔と一致しませんでした。普通に戸田恵子さんで良かったのではないでしょうか。普通かどうかは知りませんが。
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